②それぞれの正しい形をとらえ、立体感を表現しましょう。
《本は直方体として捉える》
→3点透視法を意識して、各辺の傾きを正しくとること。
→縦・横・厚さの比率に注意。
→光の方向を意識して、三つの面の明暗を大まかに塗り分ける。
《瓶は円柱として捉える》
→瓶の首、肩、胴体はそれぞれベースのトーン(明暗)が異なるので、はじめに大まかに塗り分ける。
→円柱の丸み(立体感)は映り込みを丁寧に描くことで表現できるし、また、正面、側面、回り込みの明暗(ベースの色)を塗り分けることでも表現できる。
③モチーフの固有色をモノクロに置き換えて、適切な濃さに塗り分けてください。
④モチーフの細部を描き込んでください。
本は、綴じ部分などのキワから描くとそれらしさが出ます。また、輪郭はぼかさずシャープに整えましょう。
瓶には室内風景が映り込んでいます。首や胴体の映り込みは直線的ですが、肩のドーム部分の映り込みは曲面に沿って歪んでいます。
⑤それぞれのモチーフが机の上に置かれている状態を表現してください。
接している所、離れている所によって影の濃さが変わります。
【立方体】(※ポイント詳細は配布資料(PDF)に記載)
①正しい形をとりましょう。
三点透視図法をふまえて、各辺の正しい傾きをとってください。
②三つの面の明暗を塗り分け、大まかな立体感を表現しましょう。
③輪郭の直線をシャープに整えたり、面のトーンは硬い鉛筆を使って石膏の硬さを表現しましょう。
④机に落ちている影を描き、接地している状態を表現してください。