・正しい形をとりましょう。
カステラ →縦・横・厚みの比率を正確に描くこと。
小皿 →楕円の正確なカーブを捉えてから、細部の凸凹を捉えること。
フォーク →柄の長さや首のカーブの深さなどの立体構造を意識すること。
※また、これら3つのモチーフの大きさの関係(比率)にも気をつけましょう。
・固有色や立体感を意識してベーストーンを塗りましょう。
カステラ →ザラメが付いている部分とスポンジ部分との濃さを塗り分けること。また、箱型の立体感を意識してトーンを塗りましょう。
小皿 →縁の厚み、斜面になっている部分、食べ物を置く部分などの色の違いに注意しましょう。
フォーク →周りにある物が映り込んでいるため、明部と暗部の変化があります。よく観察して、大まかにこれらの差を塗り分けましょう。
・細部を描き込み、質感や空間を表現しましょう。
カステラ →スポンジに空いている無数の穴、輪郭の凸凹の様子などをよく観察し、柔らかさを表現しましょう。また、描き込んだ部分が目立ち過ぎないように、度々離れて自身の絵を確認しましょう。
小皿 →縁の厚みや斜面部分の暗さは一定ではなく、手前から回り込むにしたがって変化しています。これらの変化をよく観察しましょう。
フォーク →厚みや縁の部分に最も濃い色・ハイライトが現れることが多いです。また、しなり(起伏)にともなって色も変化しています。
・机の上 / 皿の上に置かれている状況を表現しましょう。
物と物が接している部分に最も濃い影が現れ、離れると影は淡くなる傾向にあります。
皿の上に落ちているカステラやフォークの影と、机の上に落ちている小皿の影をよく観察して濃淡を塗り分けましょう。