・正確な形をとりましょう。
グラスは中心軸を描き、シルエットの左右対称性、上下の楕円のカーブの差に気をつけて正確な輪郭をとってください。
・質感を表現しましょう。
スプーンとグラスはどちらも硬いモチーフです。したがって、輪郭はぼかさずにシャープに整えましょう。また、スプーンの金属質はハイライトと暗部のコントラストをつけることで表現しやすくなります。
なお、グラスと水の透明感を表現するコツは次のとおりです。
①水中のスプーンは屈折により歪んで見える。その姿を丁寧に描きましょう。
②大きな明暗の変化が現れている水際の部分、グラスの縁と底の部分(ガラスの層が厚くなってるところ)のトーンの塗り分けを丁寧に行いましょう。
・机の上に置かれている状況を表現しましょう。
机の面とモチーフが接している所は影が濃い場合が多いです。ただし、透明なモチーフの場合は、光の透過と反射によって様々な陰影・光が机の上に落ちます。それらをよく観察して濃淡を塗り分けましょう。