●良い構図をとる
インパクトが出るように大きめに描くこと。また、画面の左右上下のいずれかに寄りすぎないように注意しましょう。
●正しい形をとる
本は、縦・横・厚みの比率を測り、正しい辺の傾き(パース)をとること。
紙コップは、中心軸の傾きを測り、補助線を利用して楕円を正確に描くこと。
けん玉は、球体・円柱・円錐の組み合わせで形が出来ています。まずは、それぞれのパーツの大きさ・長さを測りましょう。次に、パーツごとの軸線を引き、楕円や球体の輪郭を正しく描いてください。
●大まかな立体感を表現する
はじめにメインの光源を設定すること。
本は、3つの面を塗り分けて箱型の立体感を表現しましょう。
紙コップは、5、6色の明暗差を塗り分けると、円柱の立体感が自然に表現できます。
けん玉は、それぞれのパーツの稜線(明暗の境界)を捉えて、パーツごとに立体感を表現してください。
●細部を描き込む
本は、輪郭をシャープに整えると紙の質感に近づきます。カバーが被さっている様子や、ページの重なりも丁寧に描き込みましょう。
紙コップは、胴体部分の濃淡の変化を丁寧に塗り分けましょう。また、飲み口の厚みを描くとリアリティがでます。
けん玉は、輪郭をシャープに整え、明暗の塗り分けを硬い鉛筆を中心に使って表現しましょう。
●平面上に置かれている状況を表現しましょう。
机の面に接している部分と離れている部分とで、影の濃淡に違いができます。影の形に注意しながら、この濃淡を塗り分けましょう