ら行
ライトテーブル
作画や仕上げで使用する、下からライトアップされ、作業台にガラスがはめ込まれた机。
下から光を当てるために、紙に描かれたものが透けて見える。
それを元に、作画やハンドトレス作業をしていく。
ラッシュ
撮影されたネガフィルムを現像する段階でラッシュフィルムというポジフィルムのように出来上がりと同じように見えるフィルムに焼いたもの。
そのフィルムを見ながらリテイク出しをしていくことをラッシュチェックという。
ラフ原(らふげん)【作】
アフレコやダビングなどに間に合わせるため、レイアウトや原画の段階でおおまかな動きを簡単に描いてもらうこと。それを線撮し、音のタイミングを先につくる。その後、ラフを描いた原画マンに清書してもらうのだが、第二原画に描いてもらう事もある。
ラボ
現像所。ラボラトリーの略。
リスマスク【撮】
透過光において、従来の方法では不可能な細かいものを表現するために考え出された手法。
サインペンなどで、光る部分を作画し、それをカメラで撮影して白黒反転してリスフィルムに転写したもの。
これを使う透過光を特にリスマスク透過光という。
オープニングや、エンディングに流される、スタッフロールもこれで作られていた。
リテイク
一度出来上がったカットの修正、やり直しのこと。
ライトテーブル【作】
作画や仕上げで使用する、下からライトアップされ、作業台にガラスがはめ込まれた机。
下から光を当てるために、紙に描かれたものが透けて見える。
それを元に、作画やハンドトレス作業をしていく。
レイアウト(L/O)【作】
Layout。
絵コンテを元に描かれる、カットの構成図。
演出、作監チェックが終わったものは、通常コピーされ原画マンに戻される。
元の素材は、BG原図(背景原図)と呼ばれ、美術に渡される。
このとき、組みがある場合はそれを作画用紙にトレスし、原画マンと背景それぞれに渡すことになる。
(通常はレイアウトを描いた、原画マンがその分を作画して添えてくれている。)
この時点で、ラフ原やタイムシートをつけてしまうことをレイアウトラフ原という。
レイヤー/プレーン(layer/plane)
一般には、層のこと。
コンピュータ関連分野で使われる場合、 一つの系内で、お互いに相互作用を起こさない各々の区分、領域を示す。
レイヤーとプレーンはほぼ同じ意味合いで使われる事が多いが、 前者はどちらかと言えばソフトウェア寄りの文脈で、 後者はハードウェア寄りの文脈で使われる。
フレーム・メモリのαプレーンという言い方はあるが、 αレイヤーと言えばペイント系ソフトウェアでの使用が多い。
レイヤーT.U(レイヤーティーユー:layer Track Up)【撮】
カメラを動かすのではなく、セルや、BGを拡大(T.U)することによって
奥行きを表現する。「デジT.U」「デジタルT.U」とも言われる。
レイヤーT.B(レイヤーティービー:layer Track Back)【撮】
カメラを動かすのではなく、セルや、BGを縮小(T.B)することによって
奥行きを表現する。「デジT.B」「デジタルT.B」とも言われる。
レンダリング(rendering)【撮】
画像生成。撮影作業を終了後、タイムシートに沿って、収録形態(連番・クイックタイムムービーなど)に、画像を描き出す事。
連番(れんばん)【撮】
クイックタイムが1cut一つのファイルになるのに対して、1cutのファイルの秒数分だけ、1フレームづつ書き出した画像データ。
つまり、1秒が24フレームならば、24枚の画像データとなり、それをcutフォルダに入れて1カットとして管理をする。
ローリング【撮】
移動距離の短い往復運動のスライド。
歩く動きや電車などの振動の表現に使われる。
ロングショット
被写体を画面内で小さくとらえたカット。