ま行
マシンがけ【仕】
トレスマシンを使用して、動画をセルに転写させる作業。
密着(みっちゃく)【撮】
素材と素材の間に距離がない状態で、文字通り、密着させたまま、素材を動かすこと。
密着マルチ、密着スライドなど。
マルチ【撮】
マルチプレーン(Multi Plane)の略。
ピントを合わせる台と距離をおいて手前に素材を置くことによって、手前の素材がぼやけ、奥行きを出す撮影法。
通常、下段を100Fr、上段を40~60Frにすることが多い。当然上段フレームの大きさによってボケ具合に違いがでてくる。
フィルム撮影では、実際に撮影素材の距離をおくために作画もその距離に合わせて縮小作画しなければならないが、
デジタル撮影では、素材自体にぼかしをかけてその効果を出すため、作画を縮小する必要がない。
マルチプレーン【撮】
複合、又は多様などの意味で、セルや背景を異なる層に置いて一度に撮影し、層の距離によってピントがずれぼけることによって画面に奥行きや遠近感を出す撮影法。
ディズニーアニメの「ピノキオ」のオープニング部分などが有名。
漫符(まんぷ)
感情や、感覚を記号にして表したもの。漫画で使われているものがアニメにも定着してきている。
1995年『サルでも描けるまんが教室』で提唱されてから広く使われるようになったらしい。
メタモルフォーゼ(Metamorphose)【撮】
略してメタモとも。
作画である絵から別の絵に変形させること。
デジタルで行う場合は、モーフィングといって区別している。
目盛りPAN(めもりぱん)【撮】
カメラを動かすタイミングを目盛りで示したPANらしい。
普通のPANでもタイミングを制御したい場合に目盛りをつけたもので軌道が複雑なものを指すことが多い。
もともとこの言葉はなかったが、PANについた目盛りを「PAN目盛り」と言っていたことから、PANワークを指すようになってきているらしい。
ちなみにメモリーパンでもmemorypanでもない。
モーフィング(Morphing)【撮】
単にモーフとも。
ある画像から別の画像へと滑らかに変形させるデジタル技術。
モブシーン
群衆シーン。キャラクターが一度にたくさん画面上で動くシーン。
また、エキストラ的なキャラクターたちをモブと呼ぶ。