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制作行程 アニメ用語集

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行A-W
 は行 16.8.17掲示
ハーモニー【美】
動画の実線をトレスマシンでトレスして、それに美術で色を付けていく方法と、美術で描いた素材を切り抜き、セルに貼り付けていく方法がある。
また、ただ単に、美術で描かれた絵に線のみトレスされたセルを重ねるだけの場合もある。
背景(はいけい)(BG)【美】
背景素材のこと。またはその部署。
主にセルの下に置かれ、キャラがいる場所、情景、心情、スピードなどを表現するための絵。主に画用紙に、ポスターカラーで描かれている。
デジタル化にあたり、画用紙に描かれた背景をスキャナーで取り込むようになり、近年ではパソコン内で直接デジタルデータとして描かれるスタジオが増えている。
ハイコン
ハイ・コントラストの略。通常のキャラクターの色より、更にコントラストを強く色つけをして表現すること。
カミナリに映し出される時などによく使われる。
ハイライト(Hi)
光を一番強く受けている部分。
パカ
元来同じ色や形のはずのものが一部違っていることによって、流して見てみると、チラチラとして見えてしまうこと。
間違いの部分によって色パカ、線パカなどという。
バストサイズ(B.S)【作】
胸より上がフレーム内に入った画面構成のこと。
パラ【撮】
パラフィン紙の略。
カメラの前に透明で色のついたパラフィン紙をかざすことで、画面に影を落としたり、光の照り返しなどを表現すること。
通常 para(一例)
ハレーション(Halation)【撮】
乱反射。セルにライトをあてた場合、セル表面の傷や凹凸によって、光が反射され、レンズに映ってしまうこと。
パン(Pan)【撮】
PAN参照
ハンドトレス【仕】
ペンでの手作業によるトレスのこと。
セル作品の主に色トレス線に使われる。
半露出(はんろしゅつ)【撮】
フィルムで撮影する場合、ライトの光が素材の色に反射した光のみがフィルムに露光するので、光を反射できない黒はフィルムが反応できない。
そのため、黒い素材をダブらす事ができない。
しかし、地面に落ちる影やキャラ等の陰影を表現したい場合は、影のマスク素材以外すべてある状態で1/2露出、これで全体をまず撮影、さらに、影にしたい所にマスクを置いて、もう一度1/2露出で撮影する。
これでマスク以外は適正露光になり、マスク部分は1/2の暗さになり、表現できること。
ダブラシとは厳密には別のもの。
例:地面に落ちる影

デジタル撮影の現在では、フィルムではできなかった黒い素材を透けさせる事ができるため、
ダブラシという言葉が主に使われている。

BG組(びーじーくみ)
背景とセルが組み合わさる部分のこと。
背景に合わせて、セルのキャラクターや物が切れてしまう場合、その合わせた部分がずれないようにレイアウトから組み合わさる線をトレスしてそれに合わせて作業する。
その線をBG組線という。
引きスピード(ひきすぴーど)
スライドさせる素材の速度のこと。
通常、1コマあたりどのくらいスライドさせるか、○○mm(ミリ)/K(コマ)という形で指示する。
ピン送り(ぴんおくり)【撮】
ピントを送ること。
奥から手前、または手前から奥のキャラクターなどにピント合わせを徐々に変えていくこと。
フィックス(FIX)
スタンダードフレーム使用の、カメラワークのないカット。
日本語でいうところの「止め」。
フェアリング(クッション)【撮】
本来の言葉の意味とは違ってきてしまっているのだが、カメラワークのスタートやラスト位置にクッションをつけること。つまり、カメラワークのスピードを落とし、スタートまたはラストフレームに滑らかにつなぐこと。
フェード・イン【撮】
1)なにもないところから、だんだん画面が現れてくる技法。
2)カット内である部分が現れてくること。
3)曲などの音がだんだん聞こえてくること。
フェード・アウト【撮】
1)だんだん画面全体が消えていく技法。
2)カット内である部分が消えていくこと。
3)曲などの音がだんだん消えていくこと。
フォーカス【撮】
カメラのピントを甘くして、画面、あるいは画面の一部にぼやけた感じを出す技法。
フォグ(Fog)【撮】
フォグ(フォギーともいう)フィルターを使用して、DFよりもより白さを強調する
画面にすること。
文字通り霧っぽい表現になる。
通常 フォギー(一例)
フォロー(Follow)【撮】
移動する被写体に対し、常に同じ位置になるように、カメラを移動させる撮影方法。
PAN との違いは、移動する被写体を追いかけて撮影するところにある。
FOLLOW  
PAN
フォロースルー
「残し」の意味。髪の毛や服の裾などの先端的な部分の動きのタイミングを遅らせ、力の伝達に時間差を出すと、柔軟性のある動きが表現できる。
フォローパン(Follow PAN)【撮】
フォローのように背景だけを引くPANの一種。
フォローは均等に背景を引くのに対して、引き目盛り、又は速度にあわせて背景を引く。
移動しているキャラクターが常にフレーム内にいるようカメラが追いかけているときに使う。付けPANとは素材のつくりが違い、BG組がいらない場合に使用する。
PANのいろいろ参考
俯瞰(ふかん)【作】
ハイアングル。上から見下ろした構図。あおりの逆。
フリッカー【撮】
PANをするときに、セル、背景に残像が残ってちらついてしまうこと。
付けPANなどのときに起こることが多く、背景とセルの撮影コマ数が違うと、位置がずれるために起こることがある。
付けPAN フリッカー
フレーム(frame ・fr)
1)撮影範囲を示す言葉。
  スタンダードと呼ばれる100フレームを基準にだいたい20ずつほど拡大縮小した
  基準フレームがあり、作画、仕上げ、美術もこのフレームを基準に作業している。
  この基準フレームは、作品や会社によって微妙に違っている。
2)シート上の1マスのこと。
フレームレート(frame rate・fps)【撮】
画像処理機構がフレームを処理する(処理できる)速度。
毎秒nフレームということで、fps (frames per second)という単位でも 使われる。
基本的には, フレームレートが本来の再生スピードに近いほど、ちらつきのない高品質な動画像を得られる。
具体的には、
* 映画フィルム: 24fps
* NTSCビデオ信号: 29.97fps 59.94fps(日本・アメリカなど)
* PALビデオ信号: 25fps(ヨーロッパなど)
になる。
コンピュータによるリアルタイム・グラフィックスなどでは, ディスプレイ装置に
画像を表示する際のビデオ信号としてのフレームレートとは別に、
装置が毎秒何回再描画を行なえるかを示す意味でfpsと呼ぶ場合もある。
プロデューサー
作品の制作を企画〜納品まで統括する人。
ブラー・ボケ
フィルム撮影ではマルチといわれていたレンズボケ処理がデジタルになり、そのソフトのメニュー名である「ブラー」処理と呼ばれるようになっている。
ブラーにも多様な種類があり、以下にその一例を掲載する。
(アフターエフェクト基本メニューより。数字はその度合い)
通常 ガウスブラー 50
方向ブラー (90°) 50 放射状ブラー(ズーム) 50
放射状ブラー(回転) 50 合成ブラー 20
(マスク素材に対して
 ガウスブラーがかかります)
ベーカム(Betacam)
ベータカムの略称。通常ベータカムSPのことを指す。
アナログ方式のコンポーネントVTRシステム。1/2幅のテープを使ったカセット。
SPは専用のメタルテープを使い、ベータカムよりもさらに信号帯域を広げたもの。
デジベはデジタル方式のもの。同じデッキでは読めない。
ベタ【仕】
ベタ塗り。
一色で広範囲にわたって塗りつぶすこと。
ペン【仕】
ハンドトレスに使う道具。
Gペンや、丸ペン、かぶらペンなどを使う。
仕上げに絵の具を使わなくなった現在では、ほとんど使われない。
編集(へんしゅう)(CT)
現像の終わったラッシュフィルムを絵コンテと同じ状態につなぎ直すこと。
また、その時点で演出と相談の上に尺(秒数)を決めて、カットの長さの調整をすること。
フィルム作品では、ラッシュフィルムを切り貼りして作業するためこう呼ばれるが、
主に、アフレコ前の編集をCT(カッティング)ということが多い。
現在はほとんどデジタル作品となっており、編集作業もパソコン内の作業となっている。
ボールド【撮】
1)各カットを撮影するときに、カット頭に挿入する、作品名、話数、カット
 ナンバーなどが書かれた情報ボード。実写映像でいうところの「カチンコ」。
 英語の「Clapperboard」の慣用読みからきているらしい。
 
カットボールド一例 作品によって、撮影日時、場面写などが入る

2)線撮での音のタイミングを示した素材。
 線撮では、どのキャラが台詞を話しているか、どんな音が入るか分かりづらい
 ため、台詞や音の長さに合わせてキャラの名前や「SE」と書いた札を音の入る時間分
 一緒に撮影する。
セリフボールド

どちらも実写のカチンコからきているものなので、「ボールド」のみでも当てはまるが、
カット頭にくるものを「カットボールド」
映像の中の音のタイミングを示すものを「セリフボールド」
と言い分けると分かりやすい。

ボケBG(ぼけびーじー)【美】
キャラにカメラ照準が決まっているとき、背景をボケて見えるように描くこと。
本読み(ほんよみ)
シナリオの打ち合わせ。
監督、ライター、プロデューサーなどが集まり、ストーリー構成、世界観などに基づき、コンテの素となるシナリオの推敲をするための会議。
スタジオで行われることもあるが、都内の喫茶店で行われていることもある。